大切な人に贈りたくなる魚のお漬け物(3)
牛の暮らしと人の暮らしを考えた牛乳
① 宝牧場は、50年前に先代の社長が1頭の肉牛の生産から始めた牧場です。今は滋賀県高島市朽木(くつき)地区の安曇川の上流部の広大な敷地を使って肉牛生産と酪農を営む大規模生産者として地域に多くの雇用を創出しています。この牧場の素晴らしさは規模の大小ではなく、自然や「いのち」に対する想いの深さにあります。牛への感謝の気持ちを持って「牛たちをなるべく快適に、健やかに育てたい。元気に長生きして何度も出産して欲しい。」という、オーナーの謙虚な姿勢が、おのずと肉や牛乳の品質の良さに表れています。
※広々とした牛舎
※生後間もない子牛
② 牛は繋がず、自由に歩けるように育てています。
※牛にも個性があるので一頭一頭に細かく気を遣う
③ 田原哲也代表は、「生産者が生産者で終わってはいけない、消費者とつながる努力をしなければいけない」という信念を持って仕事に取り組んでいます。「動物を扱う仕事は休みを取ることが出来ない大変な仕事、だからといって良い農産品を作っていればそれで良いという事にはならない、絶えずお客様に求められる取組みを続けなければいけない」と言います。牧場内では、搾りたてのホモゲナイズ(脂肪分解)させていない牛乳で作られた濃厚なソフトクリームを始めとした、様々な加工品を自社製造し販売しています。
※搾りたての牛乳を使ったソフトクリーム
~ハーブヨーグルト漬けの味へのこだわり~
① 魚を漬け置くペーストに使うヨーグルトは、機械によるホモゲナイズ(脂肪分解)の工程を経ない、搾りたての生乳から10%Iamの工場で作ります。
※宝牧場の牛乳から作ったヨーグルト
② 魚を塩麹と合わせたヨーグルトに漬けることで、麹と乳酸菌の酵素が切り身のたんぱく質をアミノ酸等の旨味成分に分解します。食感も、ふわっと柔らくなり、味が良く染み込みます。