お酒と発酵食品の美味しい関係性(1)

日本酒×発酵食料理のマリアージュ

先日、玉川高島屋のトークイベントにて、真野遥(発酵料理研究家)先生の『滋賀のお酒と10%Iamの商品ペアリング』についてお話して下さった内容を掲載させて頂きます。

~真野遥(発酵料理研究家)先生~

1990年生まれ。法政大学人間環境学部卒業。ものづくりに興味を持ち、新卒で素材系商社に就職するものの「一番身近なものづくりは料理である」と一念発起し、食の道へ。現在は「発酵室 よはく」を主宰し、日本酒に合う料理の提案を中心に、レシピ開発やコラム執筆、料理教室など幅広く活動している。訪問した酒蔵は70件以上。

<真野遥先生の公式HP>

https://www.harukamano-jozo.com

発酵食文化の歴史。

保存食から成り立ったものも多い。昔は現在のような冷蔵設備が無かったため、人間は食品の保存に様々な知恵を発揮していた。その中で、食品の保存性を高めるために発酵させることもあれば、または食品を保存するために塩蔵(塩漬け)する過程で発酵食品が生まれたケースもある。(ヨーグルト、チーズ、漬け物、魚醤など)  

 

日本酒と発酵食との出会い。

真野遥先生は、もともとお酒好きで、たまたま日本酒のPR活動をしている方に出会ったのをきっかけに、日本酒の魅力にのめり込んでいったそうです。全国の酒蔵を訪問する過程で「発酵」そのものに関心を抱き、東京農業大学醸造学科に研究生として半年間勉強し、日本酒×発酵食をテーマに据えたそうです。

ぺアリングとは、お酒と料理の相性の良い組み合わせのこと。

ともに味わうことで、それぞれ単体で味わうよりも美味しく感じられる組み合わせを指します。一方「マリアージュ」は、お酒と料理をともに味わうことで、第三の新しい味が生まれるような、理想的な組み合わせを指すことが多いです。

 

次のページでは、真野さんの美味しいペアリングの講義の様子を紹介します。